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決してホモでも○○でもありません。
by t-Fiction


地団駄(じだんだ)を踏む

楽しい思い出もさることながら、悔しかった思い出というのもあまり記憶にない。
もともと忘れっぽいからか、たくさんあったはずの楽しかった思い出も残像はあるのだが、はっきり思い出せない。

1つ悔しかった思い出を挙げるなら、最近の出来事で、仮免(実技)に落ちたことだろう。

それも2回落ちている。
受付のお姉さんに「大丈夫、そんな珍しいことじゃないですよ」と励まされた(?)が、内心、「2回も仮免落ちるやつがいるか!」と己の不甲斐なさに怒り、悔しさを噛みしめたのである。

1回目は、「安全確認がちゃんと出来ていなかったから」落ちた。
2回目は、「概ね良かったが、停止線をわずかに越えたから」落ちた。
落ちるたびに所持金は検定代に消え、酒量も増え、「見返してやる!」と悔しさと意気込みだけ募らせていった。

そして、3回目にしてようやく合格したわけである。
しかし、納得できないことがあった。
3人一組で試験に臨むのだが、その一人が、「不出来」だったのに「合格」していたのだ。
エンストは何回も起こすし、中央線はみ出すは、ハンドブレーキが甘くて坂を下るはで、僕は後ろに乗っていて、「あー、この人落ちたな」とばかり思っていた。

この実技試験に合格した人は、ペーパーテストを受けるのだが、僕が合格の通知を受け、教室に入ると、その人は「居た」のである。なぜ”あれで”受かるんだろうか僕にはよく分からなかった。そして、考えてるうちにだんだん怒りがこみ上げてきた。
結局、なんとかペーパーテストも受かり、仮免を取れて、そのことなどもう忘れていた。

やはり、試験官によって合否判定の「甘さ」具合が違うのだろうか。1回目2回目ともに男の教官だったが、3回目は女の教官だった。男は女に甘いと言うが、女が男に甘いとはあまり聞かない。悔しい思いをした。最初から女の教官が良かったな―と言ってもどうしようもない。
僕は「運命」という一言で片付けてしまうのであった。

しかし、2回も実技に落ちるとは。ペーパーならまだ分かるが、まるで運転の才能ないみたいになってしまった。学校の単位落としても悔しくないのに、こんなことで悔しがるとは、分からんもんです。





                地団駄(じだんだ)→だるま
                 
by t-Fiction | 2006-01-18 12:28 | 迷走
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